S.H.Figuarts 仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴンをレビュー【腰マントが一切邪魔にならない!!】
2021年 02月 15日
遂にフィギュアーツの仮面ライダーセイバーシリーズから
第1弾となる『仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン』
が発売されました!!
今後は来月下旬に『仮面ライダーブレイズ ライオン戦記』が一般発売、
その後もプレバンから『仮面ライダーカリバー ジャアクドラゴン』や
『仮面ライダーエスパーダ ランプドアランジーナ』が届く感じですね。
なんなら昨日から『仮面ライダーセイバー ドラゴニックナイト』の予約受付が開始で
前作のゼロワンシリーズも未だ基本フォームすら商品化されていないライダーも居れば、
そもそも主人公ゼロワンの強化以外のフォームは一切商品化されていないという感じで
もうちょっとずっとハイペースで商品化が続いていきそうですし多々買いは必至です(笑)
ではセイバーを見ていきましょう!
箱は一般販売アーツなので中身の見えるウィンドウサックタイプ。
ゼロワン系アーツは白背景にそのライダーのイメージカラー数色を
ライン状に走らせたシンプルなデザインがパッケージの特徴でしたが、
セイバー系は『剣』か『騎士(甲冑)』を思わせる鋼のような背景に
ライダーのイメージカラーを乗せたまた雰囲気の違う仕様ですね。
では中身カモォン!!
付属品は
・フィギュア本体
・交換用手首×6
・火炎剣烈火
となっています!
毎回主人公のアーツは武器が付かない代わりに圧倒的安価で売られる
というのが恒例ですが、なんと今回は安価なのに武器が付いてきます!!
これは仮面ライダーセイバーの特性上「武器が無いのは流石にダメだろ」
という判断で付けてくれてるワケですが、その分『納刀時のドライバー』
が付属していなかったり『一部仕様』に賛否アリだったり反動もあります。
ちょっとその仕様を説明させていただくにあたり
まず全身をグルっと一周しつつ各部アップを見てみましょう!
まず『賛否ある仕様』云々以前に普通に出来が良いですけどね…!
これまでに発売された安価フィギュアとの最たる違いは
セイバー系ライダーの特徴である『難しすぎる複眼の再現』で、
例えばこのセイバーの場合だと中央はクリアで中の黄色が完全に見えている
のに対し、外側に行くにつれて重ねられた赤の主張が強くなっていくという
グラデーションがまぁフィギュア泣かせなんですよね(笑)
しかし高価格のアーツではそこまで再現できるという事で
遂に作中さながらの複眼を引っさげたフィギュアが手元に!
右半身の赤の塗装も非常にキレイですし、
ライン状の塗装が多いにも関わらずその塗装のはみ出しや
逆にしっかり塗れていない部分が無いのは流石ですね。
では『賛否ある仕様』とは何なのかと言うと
『一部の銀色の部分の塗装省略(成形色化)』で、
セイバー系のライダーは頭頂部から突き出た剣先に始まり
身体の中央をその剣の刃が走っているというのが特徴ですが
頭頂部以外の刃が塗装ではなく成形色の銀色になっています。
私個人なんかは「別に良いんじゃない?」派ですが、
高クオリティで同企画のフィギュアを揃えられるのが売りのアーツなので
そこで仕様に『価格上の変化』があるくらいなら値段は高くて良いから
仕様に妥協の無い物を売ってくれと思う人が居るのも理解出来ますかね(・・;)
(見本だと塗装だった事も一部の方からは反感を買っているようですが)
上記の仕様にあまり問題を感じていない私が逆に1つ気になったのは
『他のアーツよりもセイバーの身長が頭1/3分くらい高い』事で、
これ画像付きでSNS上で同じ事を言っている人が居た時点では
全然そうは見えなかったんですが実物を手に取ったら確かにそうでした( ゚Д゚)
先述の通り実物を見ないと伝わりにくい事なので画像は用意していませんが、
突き出た剣先を無いものと考えた上で頭頂部の位置を比べて身長が高いです。
これに関してはサイズ感が合ってなく見えるほどの差ではないかつ、
気になるようなら腰をかがめたポーズをとらせて飾ってしまえば
全然分からなくなる事なので良いと言えば良いんですけどね(笑)
では次に各部の特筆事項をチェックしていきましょう!
まず手首の交換方法がいつもと少し違います…!
セイバーの手首交換は『手の甲』を取り外した上で手首を交換、
その交換して取り付けた手首に再度手の甲を取り付けるという
事になっています。
要約すると『交換用手首は全て手の甲が無い』状態かつ
『手の甲は1個しか付属しない』という事ですね。
おそらく安価な主役アーツなのに武器を付けなきゃいけないため
ここでもコストを落とす必要があるという大人の事情かと思います、
セイバーって手そのものはオレンジ色なのに手の甲だけ赤いのに加え
オレンジ色のラインまで走っているので手首だけで色分けが凄いんですよ(・・;)
次にソードライバーや装填されているワンダーライドブックについて。
装填されているブックの『変身ページ』は印刷による再現は無く真っ黒、
ブックの脱着は可能ですがブック自体は一体成型でページを動かせたり
はしません。
わりと変身ページの印刷の有無は見栄えに影響しそうなので
ブレイズあたりにまとめてシールなんかが付いてくる事に期待しています…!
取り外したブックはかなり小さいですが『表紙と背表紙は赤』
『開いたページは黒』という最低限の色分けはされています!
もちろん変身ページ同様に表紙も印刷やシールでの再現はありませんが、
ドライバーに装填すると見えなくなるスピーカーなんかまで掘られてて
あって凄いなぁと。
それからブックを取り去ったドライバーそのものを見ると
『神獣系(向かって左側)』と『動物系(中央)』にはブックを装填するする用の
凹があるの事を確認できるんですが、どういうワケか『向かって右側(物語系)』
にはブックを装填できないようになっています。
と言っても対応するブックを持っていないので
物語系のスロットにブックを装填出来なくて困る事は
1つも無いんですけどね(笑)
最後に腰マントに関する仕様!
ベルトより下が全て軟質パーツになっていて
動かした際に脚の可動の邪魔にならない仕様です。
…が、凄いのはここからです!
なんと右脚の真横に付いている腰マントは
お尻の方までスライドで避ける事が可能なのです…!!
角度で言うと90度という事になるでしょうか、本来は隠れていた
セイバーの右脚が完全に露出するくらい腰マントが動きます。
画像の中で腰マントの赤い部分を指して『元々は前面を向いている』
と表記していますが、要は本来は前面を向いている赤い部分が
こんな所まで動きますよ~という旨を説明したい感じです。
では付属品から各種仕様から特筆事項までチェックし終えたところで、
最後にポーズを付けたりして遊んでみましょうかね!!
やはり腰マントが一切邪魔になりません!
動かしてみてむしろ時々邪魔になったのは
ドラゴンの頭を模した右肩のアーマーだったり、
身体の中央を走る刃の意匠だったかなぁと(笑)
あと改めて火炎剣烈火が付属する仕様で本当に良かったなぁと思いまして、
セイバーのフィギュアを弄りながら『しそうなポーズ』を付けようとすると
何をどう考えても剣を持った前提のポーズばかりが頭に浮かんでくるので
もし考えなしに「いつもそうだし武器は付属しない仕様で良いよね」とか
やられていたらセイバー系アーツが初回から微妙になるトコロでしたね。
賛否ある商品ですが
総括すると私としてはお値段も加味して全然アリです!
なんならコレくらいの仕様にすれば3,000円台に出来るなら
今後全てずっとこんな感じで良いのにとか思っちゃいますが、
恐らく制作側も頑張って無理して今回だけこのお値段に
抑えてるとかありそうなのであまり欲は言えませんかね。
という事で以上、セイバー系アーツ第1弾
仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴンのレビューでしたm(__)m
これ予約の段階だと割とどこも早々に完売だった気がしますが今日スーパーミニプラ バイオロボ買いに行ったジョーシンにはまだ5個残ってました
で商品的にはレビュー見る限り造形、可動共にコスパは良さそうですね
仕様的には様々な商品の色々な部分を良くも悪くも受け継いでますねー(多分ね)
手首交換の際、手甲パーツをいちいち外して付け替えなければならないのは聖闘士聖衣神話と同じで地味にめんどくさいんだよねアレ
逆に良いフィードバックとして腰アーマーの移動
MGやメタコンのザクなんかで採用されてますが普通に横に開くだけだとザクやグフって股関節の可動域がそこまで確保できないけど、後ろへ移動させることで立て膝なんかも余裕でこなせるので初めてこの可動見たとき“これ考えたやつ天才かよ”と思いましたわ
あとこれは別の所のレビューで見たけど見本だと剣の塗装がメタリックになってるけど実物は、とか書かれてますが
画像で見る限りそこまで気にならない感じだけどそのへんどうなんでしょう?
最後に自分は最近アーツは御無沙汰ですが、真骨彫ファイズが来たら返り咲くかも
やはりハイエイジ向けらしく、造形が素晴らしく良いので、まずはそこを注目したいですよ。出るなら恐らくプレバン限定であろうロゴスバックルライダーの連中をどう処理するのか、今から楽しみだったりします。
そして以前にもコメしたかもしれませんが、自分は可動させて遊ぶフィギュアに豪華な全塗装等を施すのは否定的だったりします。あまりにも多く塗られていたら、可動による塗装剥げを気にする余り楽しめませんからね。
なんなら、ほぼ全てが整形色なんてのも全然大歓迎だったりします。フィギュアではないですが、今遊びまくってるDX鈴音みたいに・・・この辺は人それぞれなんでしょうけど、ボブさんは如何に思われますか?
・・・最後に、ボブさんのライダー関連記事が出ると、最近つい癖になって出してしまうマイ推しな神羅系キャラQで終わりますねw
①ZX(変身者が殆どサイボーグ系なのに、異名は全然違いますよね)
②カブト系ライダーズ(キャストオフという単語があんなに流行るとは)
③ゴースト ムサシ魂(ガンガンセイバーの出来はやはり素晴らしい!)
少し難度を上げたつもりですが、ボブさんなら楽勝ですよね?(^^;
ここまでのも全部〇ですしw
私の地元では店頭に置かれている場所は未発見で、予約していたお店で予約人数分は仕入れられたのでその受け渡しだけは可能といった感じでした。
ただ発売前日の段階で賛否ある仕様の噂が広がりつつ、発売当日も去年のゼロワンと違って「買えなかった」という声はそんなに聞こえてこず、なんなら「複数個買えた」みたいな話も聞こえてきたので…人気は去年に劣ってるかもですね(・・;)
そして聖剣の銀色が塗装ではなく成形色な件ですが、そういえば言われるまで気になっていませんでした…!
おそらく作中プロップ(銀塗装)よりもDX版(銀の成形色)の聖剣の方を見慣れているおかげで違和感を感じなかったんだと思うんですが、意識してみると頭頂部の剣先は塗装なので「聖剣も塗装だともうちょっと嬉しかったかな~」と感じます(笑)
ただ先述の通り「言われるまで意識していなかった」くらいなので、少なくとも私としては問題ないかと!
アーツって割と恐ろしいトコロまで作り込んであって『ベルトの文字や数字の表示』や『1㎜にも満たないクレスト』なんかまで印刷で再現されている事が多いので、今回急に開いたブックの印刷再現や銀色の塗装省略があった事で「普段より手抜きになってないか?」と感じた方が多いようですね(・・;)
おそらくセイバー系のライダーは他にコストがかかる部分が多いので止む無く色々とオミットされているんだと思いますが、実際たま~に『お値段そのままでクオリティが下がるシリーズ』があるのでソコだけは私も心配と言えば心配だったりはします(笑)
アクションフィギュアの塗装多め派⇔塗装少な目派に関して何ですが、ちょっと反則のような答えを言わせていただくと『どっちもあると嬉しい』です!
実際の物に置き換えると塗装多めの見栄え重視が『フィギュアーツ』で、塗装少な目の子供が動かして遊ぶ物が『RKF』や『装動』だと思うんですが、バリバリ動かして遊べるフィギュアが存在する上でソレとは別にディスプレイ栄えする高価格フィギュアがあるというのは非常に嬉しいなぁと(そう思うと現在の各商品の展開のされ方はベストなのかもしれませんね)
ただ私がこう言えるのも『塗装が多いアーツも可動で擦れそうな場所は塗装を控えるように設計しているから』であって、もし万が一に制作側が急に何も考えなくなって「もう全面塗装なのでヨロシク」とかやってきたら「塗装はやめてくれ…!」と思うかもしれません(笑)
最後に、その特徴に当てはまる神羅キャラはシュテンですかね!