未視聴のMCUを補完せよ④『インクレディブル・ハルク』
2016年 02月 11日

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)、好きな映画が乱立する大好きなシリーズです!
シリーズの1作目である『アイアンマン』を見て
あまりの素晴らしさに驚いたのを今でも覚えています。
…が!
実は私、シリーズ内に未視聴の映画が5本あるんです(;゚Д゚)
そこで思い立ったのを期に全部見てしまおうというのが今回の企画となっております。
第4回となる今回は『インクレディブル・ハルク』です。
【ストーリー】
米軍施設で人体強化実験に携わるブルース・バナー博士は、
自身の身体でガンマ線照射を試みた。だが実験は失敗。
彼は脈拍数が上がると暴走巨人ハルクに変身する体質となってしまった。
バナーは危険人物として米軍に追われるはめになる。
彼は恋人のベティ・ロスの協力を得ながらなんとか元の身体に戻ろうと尽力するが、
さらなる実験で生まれた怪物アボミネーションとの戦いに阻まれて失敗。
その後もバナーは長い逃亡生活を強いられることになる。
この映画は正直なところ良い評価をあまり聞かない作品でした。
主人公『ブルース・バナー』もこの作品以降別の役者になっていますし、
加えて公開時期が近いアイアンマン1作目も
この後のMCUシリーズの他の作品に比べて『スーツで戦うシーン』が少なかったため
『ハルクも盛り上がりが少ない退屈な映画なのでは』と思い込み、勝手に問題作と認識していました…。
…が!
なかなか自分の好みに合う映画でしたよ!?
まず何が凄いって
・キャプテンの再現実験をしているバナー博士
・上手くいきそうだったが実験は失敗
・暴走巨人ハルクとなり、研究所を破壊した
・バナー博士(ハルク)は危険人物として追われる身となった
という、普通ならここまで数十分かけて描くであろう内容をオープニングに凝縮(;゚Д゚)
これは賛否あるでしょうが、私は好きです。
更にこの映画、オープニングにそれらの出来事が凝縮されているため
本編が始まる頃には『バナーがその状況に慣れている』わけです。
なので映画を見ている人間がいちいちバナーと共に設定を確かめる必要が無く
話がスムーズに進んでいく事に貢献しています、これも好きな要素ですね。
『心拍数が上がるとハルクに変身してしまう』という設定の説明も非常にスムーズで
バナーがわざわざ口で言うわけではなく、見ていればなんとなく自然に理解できるといった
非常に上手い描かれ方になっています。
『ハルクに変身してしまう故の悩み&解決法』がいくつか描かれていたのも深みがありました!
まず巨大化するので服が破けます…つまり所持品が無くなります(・・;)
でも紛失するわけにはいかないデータ(USB)がある場面が存在するんです、
そこでバナー博士…変身前にデータを飲み込みましたw
(これは紛失防止というよりも、敵に渡さないためだったともとれますが)
変身後はパンツが伸びきって履いていられなくなるので
逃げ延びた先、なけなしのお金でまず買う物がパンツ(ズボン)という悲しい場面も。
後にエイジ・オブ・ウルトロンで登場する『ハルクパンツ』を
トニーが作ってくれたありがたみが分かりました。
意外だったのは勧善懲悪ではなかった事。
この映画、バナーはもちろん『悪』ではありませんが
それを追う軍もまた、決して『悪』ではないんです…。
なんとかうまく生活しているバナーを軍が追ってくる、だから変身して暴れてしまう。
変身して暴れるから、危険人物として軍はバナーを追う…どちらも悪くないですよね?
それこそ、終盤『アボミネーション』に変身する軍人『ブロンスキー』も
元は真面目な奴なんです、しかしハルクとの戦いを繰り返すうちに
「俺もハルクのようなパワーが欲しい」と思うようになってしまうんです。
いわば『怪物VS怪物』を題材にしたこの映画で
むしろ勧善懲悪から遠ざかった構図になっていたのは素直に感心しました!
最たるは『見返したいシーンがある』という事です!
既に感想を書いたダークワールドやファーストアベンジャー、
シビルウォーでは『このシーンを何度でも見たい』というシーン自体は少なかったんですが、
この映画にはハルクが白昼戦うシーンやアボミネーションとの決戦など
何度も見返したいシーンがいくつか存在していたんです!
安直かもしれませんが、私の映画の評価はコレだけで大きく上がります。
逆に微妙に思えたポイントとしては、これだけスムーズに話が進む工夫がなされているのに
映画の途中でやや退屈と感じてしまったんです(・・;)
ヒロインとの再会からヒロインは将軍の娘という設定の確認、
バナーとのイイ感じの関係等が長かったからでしょうか?
他にも細かい部分では
・飲んだ人が居るのにハルクの血を飲むとどうなるのか描かれなかった。
飲んだ人がスタン・リーだったため、尚更ムリヤリ出演させるために
飲ませただけなのかと感じてしまった。
…が、実はこれは『血が外部にもれたためバナーの居場所がバレた』という事を
現すシーンだったらしく、それが分かりにくかった。
・記事の最初に書きましたが、後のシリーズに登場するバナー博士と役者が違う。
そもそも2003年に一度やって、2008年にリブートという事で役者を変えたのに
問題があって(?)更に役者を変えてしまうというのはどうなのかなぁと…。
(ただ、個人的にはアベンジャーズ以降のバナー博士が好き)
・吹き替えボイスが水嶋ヒロだと今の今まで忘れていた。
(映画を見ている間、一切思い出さなかった)
違和感なく自然だったと言えば良い意味になりますが
じゃあもっと合う正規の声優さんを起用すれば良かったんじゃないかと思ってしまう。
等々、いろいろあります(・・;)
これら全ての要素を汲んで総評が微妙な事になっています。
という事で、総評となりますが
・話がスムーズに進む工夫が随所に感じられた
・アクションシーンが盛り上がる!
・やや退屈
だと思いましたm(_ _)m














